January 02, 2003

応用精神変調物質-1 ドラッグとは何か?

皆さんは、いわゆる麻薬(ドラッグ)について、どこまでご存じですか? ドラッグとは、悪の象徴、気持ちよくなるもの、おかしくなるもの、やめられなくなるもの、危ないものだとか、そのようなイメージしかない人も多いのではないでしょうか。

まずドラッグにはどのようなものがあるでしょうか。代表的にドラッグとみなされるものには、覚醒剤やコカイン、大麻などの違法薬物があります。ただし風邪薬に含まれるリン酸コデインなども濃度が高くなれば立派な麻薬です。また医師から良く処方されるけれども、自由な輸入や譲渡が規制された向精神薬などもあります。何ら精神に影響のない薬の多くも要指示医薬品として、医師の処方がなければ購入することができません。

では、ドラッグとは何なのでしょうか?

仮に定義をするとすれば、ドラッグの使用とは"精神に変調を及ぼす物質を、正当な医療以外の目的で使用すること"などが無難です。ドラッグはそうした目的に使われる物質のこととしましょう。ちょっと回りくどいですね。

精神医学の診断マニュアルであるDSM-IVでは、こうしたいわゆるドラッグは"物質 (substance)"と呼ばれています。これは、他のどんな具体的な呼び方にも不適切な点があることをしめしています。たとえば"薬物(drug)"という呼び方では、トルエンのようにそもそも薬物でないものが除外されるような印象を与えます。

まあ、ここでは分かりやすく"ドラッグ"または"精神変調物質"と呼ぶことにします。麻薬という言葉には、麻薬取締法で指定された麻薬、という意味もあるので、ここでは使いません。

前述の定義ですと、当然ながらアルコールやタバコは合法ですがドラッグの一種です。風邪薬や咳止め、睡眠薬なども乱用されることがあるので、ドラッグに成り得ます。ちなみに覚醒剤は大日本製薬がヒロポンとして2001年現在も販売しているようです。でも合法のユーザーっているのかな?

まとめ: ドラッグとは精神を変調させる物質。酒や煙草もドラッグである。

応用精神変調物質-2
応用精神変調物質-3
応用精神変調物質-4

Posted by arai at January 2, 2003 03:57 AM
Comments

サイトにリンク貼っていいですか?
この様な形で紹介したいと思ってます。
応用精神変調物質−1−4:

araiさんのウェブログ(日記・意見集)です。ドラッグって言うと何を思いうかべます?お酒も、たばこもそうです。ドラッグヘ対して、弾圧では無く、harm reduction
(★知識を増やし、ひとそれぞれの状況とニーズにあわせて自分で被害を減らす・減らせるようにすること) をベースとして書いてあります。ドラッグを使うなら被害を最小限に。QQ*の姿勢も、harm reduction ★を、ドラッグ以外も含めて、大きく捉えているのです。

Posted by: れっど on October 17, 2003 02:23 PM

もちろん喜んで。リンクは自由ですよ。
この連載記事はがんばって書いたのでうれしいです。

Posted by: arai on October 17, 2003 04:02 PM

ありがとう!今週末にはアップロードします。

Posted by: れっど on October 19, 2003 02:11 PM
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