February 22, 2003

応用精神変調物質-4: ドラッグを使う

Harm Reduction(ドラッグ使用の被害を減らす)の観点から、ドラッグについて分かる範囲で解説していきます。いくつかの項目はアルコールやタバコについても通用しますので、違法薬物に縁のないかたもどうぞ。

[違法薬物の注意点]

・初めて使うドラッグは、必ず詳しい人に使い方(とくに用量)などを良く聞きましょう。できれば落ち着ける安全な場所で、少ない量から試すこと。踊ったり暴れたりは控えめにすること。

・効かないとおもっても量をすぐにふやさないこと。どれくらいの時間で効き出すかわかりません。他人の適量と、自分の適量が同じとは限りません。

・違法薬物は、品質や製造過程がわかりません。有効成分の量も不確実だし、混ぜ物があるかもしれません。だから、必ず信頼できる人から入手しましょう。そして、同じロットの製品を使った人から、用法・用量や効き目について良く確かめましょう。(誰かが人柱になることに...)

違法薬物をめぐる死亡事故の多くは、麻酔薬のような危険な混ぜものや、製造工程における不純物の混入が原因ではないかと言われています。くれぐれも気をつけて。

大麻なら見て分かるというかもしれませんが、多量の農薬が付着していたために多くの中毒者をだした事件などもあります。

・なんだかリスクが高すぎますね... こうした問題も薬物規制の逆効果が多いのですよね。

[ドラッグを使いたいと思ったら] (アルコール・タバコを含む)

・不安、焦燥、だるさ、不眠などはドラッグを使って解消するよりも、精神科で投薬を受けるほうが良い結果をもたらします。
・もし社会的な理由(飲み会、レイブなど)がなくドラッグを使用したいと思ったら、自分では気づいていなくても、精神的な問題があるかもしれません。また依存の始まりかもしれません。
・ドラッグは、脳内の神経伝達物質の働きを強めたり弱めたりします。うつ病など、神経伝達物質に問題がある人は、ドラッグの依存をおこしやすいことがあります。
・ドラッグによる楽しさや気楽さなどの効果は一時的なものです。連用すると副作用の危険が大きくなります。勉強や、ダイエットのためには使うのは避けましょう。

[依存にならないために] (アルコール・タバコを含む)

・飲み会やレイブなど、友達と一緒にやる特別の機会にかぎって使うようにしましょう。一人で使うのは控えること。
・間隔をあけること。まちがっても毎日使ったりしないこと。頻繁に使いたくなったら、さっさと病院へ行きましょう。
・もし依存的になってきたら、はやめに病院へ行くこと。(違法薬物を使っていることを告白しても安全かどうかはわかりませんが、)抗不安薬や抗うつ薬などを飲むだけで依存が減る場合がありますし、ドラッグとしてもずっと安全です...
・覚醒剤、コカイン、ヘロイン(アヘン類)の使用はできるだけ避けること。使う場合は、とくに依存にならないように注意しましょう。これらは依存になりやすく、なおりにくいのです。

[精神変調物質の副作用]

・違法薬物、アルコール、処方薬(抗不安薬や精神刺激薬など)には、大量使用したり連用した場合に、脳の働きを変えてしまう可能性が指摘されています。どんなクスリにも副作用はつきものですが、神経系は複雑で微妙な働きをしているので、長期的にどのような作用があるかは全く分かりません。
・どんな違法薬物(およびアルコール)も神経にダメージを与えて、うつ病や精神病を引き起こしたりする恐れがあります。

[アルコール]

・晩酌や寝酒はなるべく控えましょう。気を静めたり、眠るためのより安全な手段は抗不安薬です。

[タバコ]

・ニコチンは耐性を生じやすいといわれます。一日に何本も吸っても無意味かもしれません。
・依存になりやすいので、試してみる人は気をつけましょう。毎日吸ったり、一日に何本も吸ったりしないほうが無難です。

[大麻]

・犯罪とするには安全すぎても、使ってみるには事例が少なすぎるかもしれません。アルコールと違って、副作用などに不明な点がたくさんあります。
・突然ふらふらになったりするので、家の外で使うときは気をつけよう。

[エクスタシー(MDMA)]

・体温調節をおかしくするので、踊るときは水分補給を忘れないこと。ずっと踊れるような気がするのは体温の感じ方が壊れているからです。ちょくちょく休みましょう。体温の異常で死ぬ人もいます。

Posted by arai at February 22, 2003 09:17 AM
Comments

モルヒネが一番いいです。
ただし腸も麻痺するので下痢になります。
癌の治療に日本でも使われています。

Posted by: AAA on February 22, 2003 12:46 PM

MDMAは突然死に注意!

Posted by: AAA on February 22, 2003 12:49 PM

コメントありがとうございます。

じつはモルヒネもアヘン剤だから依存の危険は強くあります。
また使用中の副作用は、下痢ではなくて便秘だとおもわれます。ひどい下痢は離脱症状でしょう。
ちなみにヘロインはもともとモルヒネ嗜癖の治療として導入されたのですが、より悲惨な結果を招きました。
風邪薬などに含まれるコデインもアヘン剤です。これの嗜癖も悲惨になりえます。

MDMAの突然死は危ないですね。それほど死亡例は多くないようですが、体温調節を狂わせるのは確実なので気をつけましょう。
MDMAの嗜癖がわりと報告されないのは、レイブドラッグだから使い方が異なるのもあるかもしれません。あと多幸感の少なさ、かな?
その他のドラッグが嗜癖の危険にさらされているのは、気分不全や不適応の自己療法として使われたり、生活改善に使おうとしたりすることもあるかもしれません。

Posted by: arai on March 1, 2003 02:44 AM
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