January 18, 2005

日亜訴訟に見る報道

青色LED特許訴訟、地裁での200億円から、高裁での8億円和解との落差が話題になっていますね。問題はなぜそのような落差が生じたのかということですが、肝心の部分が抜け落ちたままの報道や評論が見受けられます。

ライセンス料などを具体的に算定するというのは大変に難しい作業だと思いますし、私はそうした分野について皆目見当がつきません。しかしながら200から8への変化というのが大きなものであることは分かります。

日本の裁判は、専門の終身雇用制の裁判官が行い、概して保守的な価値基準で判断をするように見受けられます(保守というのは右翼という意味ではないです)。そのなかで、上訴によって判断がどうかわってくるのかというのは興味深い点ではないのでしょうか。

そもそも高級裁判所の役割すら、私は良く知らないわけですが... それは多くの人も同じだとおもいます。そのなかで、たとえば弁護士のミスがあったとか、裁判官の判断の揺れが大きいのであるとか、そういう地に足のついた説明をもっと期待したいところです。(一審で請求額通り認められたところからすると、日亜化学側の弁護にミスがあったのかしらん。暇があったら調べてみます。)

まあ、いずれにしても「相当の対価」というものが、かなり本格的な額になるということは、もはやはっきりしてきましたね。

---- 追記
と思っていたら、一つ記事をみつけました。やはり一審での日亜化学の主張に大きな誤りがあったようです。一銭も渡すまいとする貪欲さが裏目にでたようですね。このことに触れない新聞社の報道が理解できません。

Posted by arai at January 18, 2005 03:35 AM
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