February 19, 2005

技術者蔑視の風潮

ある人と話をしていたら、その人が技術者やプログラマを露骨に見下した発言をするので、心から怒りを覚えてしまいました。新しい商品を開発するのは誰にでもできることで、プログラムは所詮発注するものだそうです。「私はプログラマだけにはなりたくない」とも。

私は技術者の家系に育ち(曽祖父は水力発電所の技術者で工学博士でした、祖父は鉄道車両の技術者をしていました)、そして技術者のコミュニティで学び、生きてきたので、このような発言をする人に出会ったことがありませんでした。技術者であることに強い誇りを抱いてきました。

ですので、生まれて初めて、祖母が「日本では技術者を低く見るのが悔しくて」と言っていた意味を心から理解することができました。

研究して論文を書くのは偉くても、実装して動かすことには何の価値もないと。なぜ日本のソフトウェア業界にはこのような考え方がまかり通るのでしょうね? ScienceとEngineeringは車輪の両輪であって、両方がかみ合ってこそ意味があるのに。

悲しくなってしまいました。けれど、こういう風潮があるのなら、「ソフトウェア技術者連盟」を立ち上げる意義があるというものです。立ち上がって、世の中を変えてやろうじゃありませんか。

Posted by arai at February 19, 2005 05:23 PM
Comments

世の中を変えれるのは革新的なイノベーションを生み出せる奴と技術者だけだよ。後悔させてやりましょう。

Posted by: こばP on February 19, 2005 07:45 PM

>日本では技術者を低く見るのが悔しくて

儒教・朱子学の影響だってよく言いますよね。
(聞きかじりなので突っ込まれても詳しくは書けないですが)
本を読むこと・書くことは価値があるけど、
体を動かして何かを作り出すことはまっとうなものがすることじゃないっていう考え方は。

実態は知らないけど、よく職人蔑視(→技術者蔑視と同根)は、
韓国とか酷いって言うじゃないですか。...一昔前の話ですけど。

その点、日本は、儒教・朱子学の浸透度が低い分だけ、
まだなんにせよ道を究める者は尊敬されるってのもあるわけですし。

あと、私はマーケのプランナーですけど、
制作系の人(広告表現つくったり・イベントつくったり)って人の中には、
私のやってるような仕事の領域は、
「能書きづくり(=そんなものなくても良いモノつくれば良い・現場の論理だけが重要っていう考え方)」って言う人も中にはいます。

能書きじゃなくて、方向性だから、なにかをつくる前提なんですけどね。

評価力を持てない領域は、低く貶めて安心したいんですよ。

現場をバカにする経営者、経営者をバカにする平社員、
理系をバカにする文系、文系をバカにする理系 ... ...

こういうのと同じなんじゃないですか?

なんにしても、どういう分野でも、
隣接する異分野の人をバカにしてるヤツに
本質的に能力あるヤツなんていないから
ほっときましょうよ。

例えば、すごいコピーライターは、へなちょこでプライドばっかり高いマーケッターより、よっぽどマーケの本質を知ってるし、
その逆もまたあるし。

すみません。広告の領域でしか例が出なくて。

Posted by: わき on February 19, 2005 08:16 PM

舞台では技術者はめっちゃ尊敬されます。
彼らが居ないと、アーティストがいくらイメージを絞っても「何も実現されない」ので。

ただ、私はめったに会いませんが、威張りちらしている技術者も時々いるそうです。
協力してもらわないといけないので誰も逆らえない。
(指名じゃなく、行った先の劇場のシフトだったりするので選べない)

でも、だいたい、良い関係だと信じたい。

Posted by: tanise on February 21, 2005 03:12 PM

メーカー・技術系企業のトップとかは技術系から出る場合もありますけど、だいたい事務系出身者だったりしますな。んで、事務系出身者にも素晴らしい人はいるんだけど、大体ダメなんすよね、メーカ・技術系企業の場合。
というわけで、SuCa頑張れ。

とかいう。

Posted by: 通りすがりのもの on February 24, 2005 01:09 PM
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