February 23, 2005

ソフトウェア技術者という呼称

ソフトウェア技術者連盟という名前はわりと安易に考えたものではありますが、それなりにしっくりくる名称だと思います。しかし、こうしてしまうとハードウェアやネットワークの技術者が排除されるような印象を与えるのは問題です。社会の今後を考えるにあたり、ハードウェアやネットワークも避けては通れない領域です。

米国の学会ではACM (Association for Computing Machinery)やIEEE Computer Societyなどコンピュータという名称を使っています。しかし日本語でコンピュータとすると、いまいち馴染みの悪いしっくりこない感じになってしまうのですよね。

またコンピュータ技術者として幅広い分野に知見を持ち、専門家として活動していく人たちをなんと呼称すればよいのか。医療では臨床家といい、法律では実務家、建築では建築家といいますが、コンピュータの世界では、それにあたる呼称がありません。

Steve McConnellの著書「ソフトウェア開発プロフェッショナル」では、認定技術者資格などをつくり、一部の業務を免許制にすることを提唱しています。それも一つの方向性かもしれません。

McConnellの唱えるプロフェッショナルはソフトウェア工学・プロジェクト管理に偏っており、建築で言うなら施工管理が中心のような世界です。要素技術について触れられないのには、少しびっくりさせられます。たしかにソフトウェアのように変化の激しい世界では、そのほうが効率的なのかもしれませんが、それなら建築業界から施工管理屋さんを引き抜けばすむのではないかとも思われますね:p

ともあれ、ソフトウェア工学はなかなか浸透しないのが現実です。私も学ばなければとは思いつつ、少人数のプロジェクトが中心ですから、あまり必要性を感じていないのも事実です。大人数のシステム開発を指揮するよりも、少人数の先進的なプロジェクトを遂行するほうに魅力を感じてしまうのは、人間の性質なのでしょうか?

Posted by arai at February 23, 2005 08:30 AM
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