November 27, 2003

幸運の科学

梅田望夫・英語で読むITトレンドによれば、幸運を研究した人がいて、自分が幸運と思う人と不幸と思う人では、取る行動や考え方が違っているとのことです。

「新しい経験に対してオープンかどうか。これが重要。運の悪い人は、ルーチンにスタックしている。何か新しいものを目の前にしたときに、それに関わりたくないと思う。運のいい人は、常に、新しい何かを求めている。彼らはリスクを取る準備ができていて、はじめから機会を見つめられるだけ十分リラックスしている。」

私自身、自分をとても運の良い人間だとおもっています。いつもどうしようもなく危うい状況になるのに、誰か素晴らしい人とめぐり合って、なぜか救ってもらえるのです。で、なんでかなあと思っていたわけですが、ちょっと納得がいった気がする。

e.g. あやうく失業人生を歩みそうになったところに「働きませんか」と声かけられたり、体の不調に悩んでいたら医者の彼女ができたり。

私は自分の能力や性質を高く評価しているわけではない、それどころか駄目な人間だと思っています。でもラッキーだしハッピーだと思ってる。昔は子供のころの影響をひきずっていて、ハッピーではなかったけど、ラッキーが重なり、いまはハッピーになりました。(なんかラッキーとかハッピーとかいうと犬の名前みたい)

で、どうしてだろうと思ったら、とにかく自分としてはできるだけ色んな人に会っているわけです。で、なにか面白そうなことがあれば、とりあえず試してみる。でも嫌なことはやらない。で、色々なものに興味を持ち、実際にやってみる。かぎは「面白そう」ということかな。

そのためには昼も夜も街を歩き回ってみるし、飲み屋に入ったり、踊りをおどったり、学会に参加したり、韓国語を習ったり、やることはいろいろです。とにかく「面白い」ことがないかと嗅ぎまわってます。それが幸運を招いて、ハッピーをもたらしたように思う。

構造的にハッピーじゃない人というのは、とにかく動かない人が多い。自分を変えるのを嫌がっていたり、新しいことや興味のないことをするのを嫌がっていたり。いつもルーチンに絡め取られているのだ。そうすると人脈が減って、自分のほしいもの(ポストや恋人や...)が手に入らなくなる。
欲望が充足されていれば、べつにそれで構わないんだろうけれどね。

weak tiespositive thinkingの話の二番煎じという気もしないでもないですが... self-help本は馬鹿にする人が多いし、実際うさんくさいんだけど、書いてあることは根拠ありそう。でも読んでどうなるものでもないかもね。

Posted by arai at 06:49 PM | Comments (4)

November 21, 2003

具体的な教育論へ (1) いじめ

教育論というのは、素人が口を出しやすいせいか、それとも専門家が少ないためか、えてして議論が素人レベルの抽象論ばかりになっていることを良く目にする。それが恐ろしいことに政策に反映されたりする。

そのわりには単純に改善できそうなことは一向に改善されないし、当たり前のことすら無視される。

たとえば、いじめというのは教育や家庭教育の問題とは関係がないのは少し考えればわかることです。そもそも、教育に問題があるから人をいじめるなんて仮定は無理があるでしょう?

いじめは軍隊でも刑務所でも、まれには職場など、どこでも起こることです。ただ発生しやすい場所や状況を考えればわかるのは、
1. 逃げられない状況下にあること
2. 課題の遂行や、従うべき一律の規範などが強制されること
3. さらにストレスフルな環境であること
などが言えます。

が、決め手は1でしょう。人間が複数あつまれば、どこでも問題はおこります。でも、普通であれば嫌いな人とは一緒にいないようにします。職場でもいやな人とは、なるべく事務的な付き合いにとどめますよね。誰かに苛められたなら、他の集団を探せばよいのです。
けれど、学校や刑務所では、つねにずーっと同じ人達と、ぎゅーぎゅー詰めの鶏舎で、同じことをしなきゃいけないんです。問題が深刻化することは容易にわかるでしょう?
大人になれば、その集団だけが社会でないことがわかります。いくら刑務所でも、いつか出所の日を夢見て耐えることもできます。でも子供ではそれがわかりません。自分の周りの集団から、つねにプレッシャーを受け続ければ、ひどい心の傷になるのは明らかです。

ようするに、いじめに教育なんて関係なくて、単純な収容能力と自由の問題なわけです。自由を奪って、ぎゅーぎゅー詰めにすることが問題です。

でも、これの改善はちょっとシステムの変更が必要かもしれないですね。子供と学校の関係を、囚人と刑務所のようなタイトな関係から、職員と職場のような緩やかな関係にする。「この学校だけがすべてじゃないですよ」と。うーん、これを伝えたくないから、みんな本質から目をそらすのだろうか?

Posted by arai at 10:08 PM | Comments (10)

November 20, 2003

どうやって金を稼ぐか

この数年、私の頭にあるのは「どうやって金を稼ぐか」という一つのことに尽きる。

とにかく私には、正しいかどうかは別として、以下のような信念がある。
1. わたしには仕事をこなす能力がない。ぜんぜん。
2. けれどソフトウェア技術者としてなら、少しはできる。
3. ソフトウェア技術者は参入障壁が低いために、どんどん過当競争になる。

で、さらに明らかな事実がくわわる。
1. もはやソフトウェア製品の開発はprofitableではない。
2. それゆえ技術に特化するのはPh.D.相当の研究者レベルの仕事となり、(たとえばオープンソース開発NPOのリーダー開発者とか)
3. そうでない人々は対人能力やビジネス処理能力にたけた仕事をこなす。
4. どちらもできない人は、職にあぶれる。

すなわち、私はこのままでは職にあぶれる。
恵まれているのは自宅が相続できるということであり、当面はホームレスにならないことだ。

さて、ここでどうやってお金を確保するかが問題になる。

戦略1.
自宅からできる仕事を最大限こなし、出費を限りなく抑え、相続分を含めて最低限生きていけるレベルのFincancial Freedomを目指す。これは恐ろしく退屈で、私のようにリスクや環境変化を好む人間には受け入れがたいのではあるが。けれども、持ち家+アパートの相続税とそれからの生活費を稼げば良いのだから、わりと現実的な作戦ではある。

戦略2.
なんとしてでも学位を取得し、食っていける頭のいい開発者を目指す。しかし私は、競争や試験に耐えられない人間なのであった。だからdissertationを書くプレッシャーや、tenure trackを競うようなことをしたらストレスに負けるのは明らかである。ビジネスをやってみたい気持ちはあるが、やはり自信が無い。

戦略は無し:
こないだ読んだharvard business reviewによれば、キャリアパスを決めるときは、深く考えるよりも試行錯誤をして細かいリスクを少しずつとるのがいいそうだ。というわけで、戦略は無し。

何を考えているのか:
なんとかしてprofitableなソフトウェアやサービスやシステムを考えられないかと思い、そればかり頭をひねっているのだ。それができれば自分の会社をprofitableにすることもできるかもしれないし、できなければ今の非常勤ポストは失われて失業者になるだろう。

だから、だから、だから頭のなかはどうやればprofitがあがるか、どうやれば面白いアイデアを形にできるかということでいっぱいなのだ。でも、私は頭が悪いので、どうにもならないのだ。悲しい。という発想はよくないな。未踏で金を稼げたのだから、またそのうち金を稼ぐチャンスもあるかも。でもprofitをだすというのは厳しいことです。

でも考えすぎのせいで、実行にうつす暇がなかったりして、それこそ下手な考え休むに似たりですね。手を動かさなきゃ、がりがりコードを書かなきゃ。でも、それがいちばん苦手だったりして

Posted by arai at 09:45 PM | Comments (5)

November 19, 2003

残業記録をつけよう

もしあなたが残業代を払ってもらえない残業をしているならば、
いますぐにでも残業記録をつけはじめましょう。

残業代を払わないのは立派な犯罪です。
ほかの働く人のためにも残業代を請求しましょう。
残業記録をつけておけば、やめるときに時効までの分を請求できます。

証拠を残すために、なにかのタイムスタンプ(日報メールとか)を残して
おくようにすると、なお良いでしょう。

もし会社が本当に残業代を払いたくないのなら、裁量労働という手段が
あるのだから、なにも正当化できる理由はありません。

これほど多くの人から財産を奪う犯罪がまかり通っているのはちょっとね。

Posted by arai at 06:23 PM | Comments (1)

November 19, 2003

歯医者とanan

たまには日記らしいことを書いてみよう。
いまは六本木ヒルズで働いていて、このビルは良いところがなくて、とくにオフィスで働く人を冷遇していて、がっかりです。もし六本木が東京のサルサ中心地でなければ、職場をかえることすら考えてしまいそうな感じのビルです。駅とくっついているくせに、わざわざ屋根をなくして、雨にぬれないと駅へ入れないようになっているんですよ。

ただ良いところがあるとすれば、ビルの中に医者がたくさん入っていることです。気軽に治療を受けることができます。今日は親知らずが腫れていたので、歯科にて治療を受けにいきました。

歯科医のお姉さんは綺麗で親切で素敵な人でした。でも私にはきっと健全すぎると思われるような健全な美しさなので、私はもう自分の病的さを愛しつつ孤独に生きていこうなどと思いつつ。受付にはananのバックナンバーがあって、思わず読みふけってしまいました。ここで恋のきっかけを作るにはどうしたらいいのか書いてないだろうかと。

ほのかな恋心を抱きつつオフィスへ戻ったら大変なトラブルが発生していて大慌て。自分の不覚に、もはや全ての自信と生きる望みを失いつつ終電で家へ帰る。はやく人間になりたい。

ところでananのバックナンバー(1386号)を注文しようとしたら登録の大変さに挫折したので、だれか持っている人、ください。とても喜びます。

Posted by arai at 01:40 AM | Comments (7)

November 06, 2003

人為的ミスのリスクを減らす方法

丸紅ダイレクトが198000円のPCに19800円という値段をつけてしまい、朝まで気づかなかったために多量の注文がきて大変なことになったというニュースをみて、どうやって防げばいいかと考えました。

私は社内で販売価格を決定するロジックをしらないのですが、たとえば社内価格決定メカニズムをすべてシステムの中にいれて、その合議決定された価格が自動的に登録される、といった回避策はあるでしょう。
また極端に多量の注文がきた場合にアラートを出すようなシステムも可能でしょう。

でも、そんなこといちいちシステムに組み込めないですよね。もちろん普通に在庫管理の仕組みなどを組み込んで、受けられる注文数を決めておくのは一つの良い手です。が、まず一つ言えることは

システムの更新を夜にやるな!!

ということでしょう。更新を朝にやっていれば、大事にはならなかったはずなのに。このルールはあらゆる24時間稼動のシステムに適用することができますね。

こういうシンプルなルールで、システムのリスクを減らせるというのがあったら、ぜひコメントで教えてください。宜しくお願いします。

Posted by arai at 05:41 PM | Comments (2)

November 04, 2003

General William "My God Is Bigger Than Yours" Boykin

Click here if you want your God to be three inches bigger.
from Boykin's Blunder - Ellen Goodman

Posted by arai at 07:00 PM | Comments (0)